夫の運転が怖い…助手席でいつもヒヤヒヤする妻のための対処法

夫の運転に乗っているとき、
「ちょっとスピード出しすぎじゃない…?」
「車間距離、もう少し空けてほしい…」
そんな不安を口にできず、助手席でギュッと身を固くしてしまうことはありませんか。

夫は悪気がないのかもしれない。
でも、あなたの“怖い”という感覚は確かに存在するし、軽く見るべきものではありません。
とくに子どもを乗せているときは、なおさら心がざわつきますよね。

この記事では、

  • なぜ夫の運転が怖く感じるのか
  • 怖い運転が続くと妻がどんなストレスを抱えるのか
  • どんな伝え方なら夫婦関係を悪くせずに気持ちを伝えられるのか
  • 距離の取り方や、安全に自分を守る方法

などを、やさしく整理しながらお話ししていきます。

「私だけじゃなかったんだ」とホッとできて、
今日より少し安心して助手席に座れるようになりますように。

目次

なぜ夫の運転が“怖い”と感じてしまうのか

夫の運転が怖いと感じるとき、
「私が神経質なだけなのかな…」と自分を責めてしまう人は少なくありません。

でも実際は、“怖い”と感じるのには明確な理由があります。
車のスピード、車間距離、急な加速やブレーキ、視野の狭さ…
たとえ夫が悪気なく運転していても、同乗者には小さな不安の積み重ねが大きなストレスになります。

まずは、あなたがなぜ不安を覚えてしまうのか、
その“正体”をいっしょに整理していきましょう。

スピードを出しすぎているように感じるから

同じ車に乗っていても、運転席と助手席では“体感速度”がまったく違います。
運転している本人は前方との距離感がつかめているつもりでも、
助手席から見ると「思ったより速い」「ブレーキ間に合う…?」と感じてしまうことがあります。

とくに高速道路や見通しの悪い道では、
少しスピードが上がるだけで体がこわばったり、
シートを握る手に力が入ってしまう人も少なくありません。

夫は「これくらい普通だよ」「安全運転してるよ」と思っているかもしれません。
でも、同乗している側に“怖い”と感じる感覚がある以上、それは無視できない大切なサインです。

実際、スピードが速いと事故のリスクも上がるため、
あなたの不安は決して大げさではありません。

車間距離が近くて追突しそうに見えるから

夫の運転でいちばん怖さを感じやすいのが、車間距離の近さです。
本人は「ちゃんと見てるから大丈夫」「ブレーキ間に合うよ」と思っていても、
助手席から見ると前の車がぐっと迫ってくるように見え、心臓がヒヤッとする瞬間があります。

とくに渋滞中や街中の運転では、
わずかな距離の詰まりでも「危ない…!」と感じやすく、
そのたびに体が反射的に固まってしまうことも。

また、車間距離が近いと
“前の車が急ブレーキをしたらどうするの?”という不安が常につきまとうため、
助手席のあなたはずっと気を張り続けることになります。

夫に悪気がなくても、
「追突しそうに見える」だけで、同乗者のストレスはどんどん蓄積してしまうもの。

あなたが感じている怖さは、決して気のせいでも、神経質なわけでもありません。
車間距離は安全運転の基本であり、あなたの不安はごく自然な感覚です。

急な加速・急ブレーキが多く体が身構えるから

急にグッと踏み込む加速や、思いがけないタイミングでの急ブレーキ。
こうした運転をされると、こちらの意志とは関係なく体がビクッと反応してしまうことがあります。

夫は「危なくないように止まっただけ」「早く行きたいから少しアクセルを踏んだだけ」と思っていても、
助手席にいるあなたからすると、その“わずかな揺れ”が大きな恐怖として伝わってきます。

とくに急ブレーキが続くと、
「また来るかも…」と常に身構える状態になり、
緊張で肩がこったり、頭が痛くなったり、心が落ち着かなくなることもあります。

また、子どもが同乗している場合、
チャイルドシートの揺れが気になって余計に不安が増し、
「本当に大丈夫なの…?」という心配が頭から離れなくなることも。

自分を守るために体が反応しているだけなので、
こうした怖さを感じるのは自然なことであり、決してあなたが大げさなわけではありません。
身体が過度に緊張するような運転は、安全面でも心の健康面でも無視できない問題なのです。

夫が周りの車や歩行者への注意が甘く見えるから

運転中、周りの車や歩行者に対して注意が行き届いていないように見えると、
同乗している側はどうしても不安を感じてしまいます。

たとえば、
・横断歩道に人が立っているのに減速しない
・左折のときに自転車の存在に気づくのが遅い
・合流してくる車への反応がワンテンポ遅い
・「あっ、危なっ」と思う瞬間が何度かある

こんな場面に出くわすと、
「え…今の見えてなかったの?」という怖さが胸に残ってしまいます。

夫は“慣れているだけ”“自分のタイミングで見ているだけ”と思っているかもしれません。
でも、同乗者が感じる怖さは、
“気づくのが遅れたら命に関わるかもしれない”という本能的な危機感からくるものです。

一度でもヒヤッとした経験があると、
「次もまた見落とすかも…」という予測不安が生まれ、
その後の運転中もずっと気が張った状態になります。

あなたが感じているこの不安は、
決してわがままでも、神経質でもありません。
安全確認は運転の基本であり、少しでも甘く見えると怖く感じるのは当然の反応なのです。

夫が運転中にイライラしていると、余計に怖さが増すから

運転中の夫が少しでもイライラし始めると、
助手席にいるあなたの不安は一気に大きくなります。

前の車が遅い、合流で譲られなかった、渋滞で進まない…
そんな些細なことで夫の表情が険しくなると、
「この状態で安全に運転できるの…?」と心の中で警戒してしまいますよね。

人はイライラしているとき、
・判断が雑になる
・車間距離がさらに詰まる
・急な加減速が増える
・周りへの注意が散漫になる
など、運転に悪影響が出やすくなります。

それを隣で感じ取ってしまうと、
助手席のあなたは夫の機嫌と道路状況の両方に気を配る“二重の緊張状態”に陥ります。

「これ以上怒らせたら危ないかも」と思って、
話しかけるのをやめたり、身動きを小さくしたり……
そんな風に気を使ってしまうこともあるでしょう。

つまり、夫のイライラは、
運転技術そのものよりも“怖さを倍増させる要因”として働きやすいのです。

あなたがこうした場面で不安を覚えるのは、ごく自然な反応です。
むしろ、冷静に危険を察知できている証拠と言えます。

怖い運転が続くと、妻の心がすり減っていく理由

夫の運転が怖い状態が続くと、
ただ「ヒヤッとする」「緊張する」だけでは終わらず、
心のエネルギーそのものがじわじわ削られていくことがあります。

一度怖い思いをすると、次に乗るときも自然と体が構えてしまったり、
「またあの運転だったらどうしよう…」という不安が頭をよぎったり。

さらに子どもが同乗している場合は、
自分だけでなく家族の安全も守らなければならないというプレッシャーが重なり、
心の負担はより大きくなります。

ここでは、怖い運転が妻のメンタルにどんな影響を与えるのかを、
わかりやすく整理していきます。

次に乗るときも不安がよみがえり、常に緊張してしまうから

一度でも「怖い」と感じる運転を経験すると、
次に夫の車に乗るとき、無意識のうちに体が緊張してしまうことがあります。

「またスピードが出るのかな…」
「今日も車間距離が詰まったらどうしよう」
「子どもを乗せて大丈夫かな…」

こうした “予測不安” が頭の中で先に動き出し、
まだ走り出していないのに胸がざわつくことさえあります。

そして、いざ乗ってみると
ほんの小さな揺れ、少し強めの加速、前の車との距離…
そのひとつひとつに敏感に反応し、体がギュッと固まってしまう。

これは決して大げさではなく、
怖い記憶を踏まえて身を守ろうとする“自然な防衛反応” です。

しかし、この緊張状態が続くと、
ドライブのたびに心のエネルギーが消耗していき、
「外出そのものが憂うつ」という気持ちに変わってしまうこともあります。

“怖い” が続くと、
運転自体よりも 「次が怖い」 という負担が積み重なり、
日常の中にじわじわ不安が広がってしまうのです。

「私の安全は大事にされていないのかな」と感じてしまうから

怖い運転が続くと、
単にスピードや車間距離の問題だけでなく、
「私の気持ちをわかってくれているのかな…?」
という深い部分に不安が広がることがあります。

あなたが「怖い」と感じているのに、
夫がそれを軽く流したり、
「大げさだよ」「ちゃんと見てるから大丈夫」と言ってしまうと、
その言葉自体がさらに心を締めつけることも。

妻が求めているのは、
“完璧な運転技術”ではなく 「安心して乗っていられる空間」 です。
それなのに、不安を伝えても改善されないと、

  • 私の気持ちは後回しなのかな
  • 安全より夫の運転スタイルが優先なのかな
  • もしものとき、ほんとうに守ってもらえるのかな

こんな思いが胸に残り、心の距離が少しずつ広がってしまいます。

もちろん夫に悪気がない場合も多いですが、
“安心させてもらえなかった” という事実は、
妻の心に小さな傷として残ってしまうもの。

怖い運転が続くことで生まれるこの感情は、
技術の問題以上に、夫婦の信頼感に影響を与える重要なポイントなのです。

小さなストレスの積み重ねが“夫婦の空気”に影響するから

夫の運転が怖いと感じるたびに、
あなたの中には小さなストレスが少しずつ蓄積していきます。
そのストレスは一つひとつは小さくても、
何度も同じ思いをするうちに、心の中で大きな重さへと変わっていきます。

たとえば、
・同じ道でも、夫の運転だと気が重くなる
・外出の予定を立てるときに「また乗るのか…」と憂うつになる
・助手席に座るだけで緊張してしまう
・本当は言いたいことがあるのに、雰囲気を壊したくなくて飲み込んでしまう

こうした“ちょっとした負担”は外からは見えにくいですが、
積み重なると夫婦の空気や距離感に確実に影響してきます。

本当は楽しいはずの外出や買い物も、
運転への不安があるだけで気持ちが曇り、
夫との時間が純粋に楽しめなくなってしまう。

そして、言えなかった不満や恐怖心がたまっていくと、
ちょっとした会話でも気持ちが揺れやすくなり、
「どうしてわかってくれないの?」という感情へつながりやすくなります。

怖い運転そのものより、
“我慢が続くこと”が心の負担になる
これが、夫婦の空気に大きな影響を与える理由なのです。

実は、これは僕自身にも思い当たるところがあります。

昔、僕も運転中に余裕がなくて、
妻を何度か不安にさせてしまったことがありました。

そのときの僕は、
「ちゃんと見てるから大丈夫だよ」
「そんなに怖がるほどじゃないよ」
と、軽く受け流してしまっていたんです。

でも、ある日ふと横を見ると、
妻がシートを握る手に力を入れて、小さく身を固くしていました。
その姿を見た瞬間、
あぁ、本当に怖かったんだ…
と胸がギュッとなりました。

それから少しずつ、
スピードを落としたり、車間距離を広くとったり、
「ここ怖くない?」と確認し合ったりしていくうちに、
妻が安心してくれる場面が増えていきました。

この経験を通して、
“怖い”という気持ちには、ちゃんと理由があるし、
その感覚を無視してはいけないんだ
 と強く感じるようになりました。

だからこそ、
次の章では「気持ちをどう伝えれば関係をこじらせずに届くのか」について、
やさしく整理していきたいと思います。

夫にどう伝えればいい?角が立たない言い方と工夫

夫の運転が怖いと感じても、
その気持ちをそのまま口にするのは意外と難しいものです。

「否定しているみたいで言いづらい」
「機嫌を悪くしたらどうしよう」
「運転してくれているのに文句を言うのは申し訳ない」

そんな気遣いが重なって、
本当は改善してほしいのに何も言えず、
結果としてあなたばかりが不安を抱え続けてしまうこともあります。

でも、伝え方を少し工夫するだけで、
夫に“責められている”と感じさせず、
こちらの不安だけをスッと届けることはできます。

ここでは、
夫婦関係を悪くせずに気持ちを伝えるための言い方・タイミング・工夫 を
わかりやすく紹介していきます。

責めるのではなく“自分の感覚”として伝える

夫に運転の怖さを伝えるとき、
いちばん大切なのは 「あなたの運転が悪い」ではなく、「私はこう感じてしまう」
というスタンスで話すことです。

人は、運転を否定されると
“技術そのもの”を責められたような気持ちになりやすく、
防衛反応として反発したり、イライラしたりしがちです。

でも、

  • 「スピードがちょっと速く感じて怖かった」
  • 「車間が近いと体が緊張しちゃうんだ」
  • 「急なブレーキでびっくりしちゃって…」

のように、
「私の体の反応」「私の感じ方」 にフォーカスして伝えると、
夫は責められたと感じにくく、素直に受け止めやすくなります。

これは「アイメッセージ」と呼ばれる伝え方で、
相手を攻撃せずに気持ちを伝えるときにとても有効です。

さらに、
「運転してくれてありがとうね。ちょっとだけ気になるところがあって…」
のように クッション言葉 を添えると、
夫の心の壁がスッと下がり、改善につながりやすくなります。

あなたが感じている“怖い”は本当に大切な感覚です。
責めない伝え方を意識するだけで、
その気持ちが相手に届きやすくなります。

運転中ではなく、落ち着いて話せるタイミングで伝える

怖いと感じた瞬間に思わず口に出したくなるものですが、
運転中に伝えるのは逆効果になりやすいと言われています。

運転中の夫は、
前方の車・信号・歩行者・ナビ・スピード調整など
複数の情報を同時に処理している状態です。
そこに「怖い」「もう少しゆっくりして」と言われると、
集中が乱れたり、
「今そんなこと言わないでよ」と気持ちに余裕がなくなってしまうこともあります。

そして夫が焦ったり、守りに入ったりすると、
あなたの意図とは反対に
“受け入れられにくい伝え方”になってしまう のです。

そこで効果的なのが、

  • 家に帰って、落ち着いたとき
  • 子どもが寝たあとや、穏やかに話せる時間
  • ドライブの翌日、気持ちが整理されてから
  • 「ちょっと相談したいことがあるんだけど」と前置きしてから

など、
運転と離れた、リラックスしたタイミング で伝えること。

このほうが、夫の心にスッと届きやすく、
「そんなふうに感じてたんだね」と落ち着いて向き合ってくれる可能性が高まります。

あなたが安心して乗れる時間を一緒につくるためにも、
“いつ伝えるか”はとても大切なポイントです。

具体的なシーンを挙げて伝えると、改善につながりやすい

夫に “怖かった” 気持ちを伝えるとき、
ただ「運転が怖い」と言うだけでは、
相手はどこをどう改善すればいいのか分からず困ってしまうことがあります。

そこで効果的なのが、
「どの場面で、どんなふうに怖かったのか」
を具体的に伝えることです。

たとえば…

  • 「さっきのカーブでスピードが少し速く感じて、体がふわっと浮いて怖かった」
  • 「高速で前の車との距離が近くなったとき、追突しそうに見えて不安になった」
  • 「急ブレーキのときに子どもの頭が揺れて、ヒヤッとした」
  • 「合流のタイミングがギリギリに感じて、ちょっと心臓がドキッとした」

このように、
具体的なシーン+あなたの体の反応 をセットで伝えると、
夫は状況をイメージしやすくなり、改善ポイントが明確になります。

また、
「ここが怖かった」ではなく、
「ここが“こういう理由で”怖かった」と伝えることで、
夫は責められているのではなく、
“気づいていなかったことを教えてもらった”
という受け取り方になり、素直に向き合いやすくなります。

大事なのは、
あなたが本当に安心できるポイントを一緒に確認していく姿勢。
具体的に伝えることは、
夫婦で安全運転の基準をそろえていく、大切なステップになります。

子どもの安全を軸にすると、夫も受け入れやすい

夫に運転の不安を伝えるとき、
「私が怖い」という理由だけでは、
どうしても“感情的に言われている”と受け取られてしまうことがあります。

しかし、
「子どもの安全を守りたい」という軸で伝えると、
夫は驚くほど受け入れやすくなる
ことが多いです。

たとえば、

  • 「さっき急ブレーキのとき、子どもの体が揺れて心配になっちゃって…」
  • 「高速での加速が速いと、チャイルドシートに負担がかかりそうで不安だった」
  • 「車間が近いと、もし前の車が急停止したら子どもが危ないかなと思って…」

このように、
“私が怖い”を“家族の安全を守りたい”に変換すると、
夫は責められている気持ちになりにくく、
「そうか、気をつけるよ」と素直に改善しやすくなります。

多くの男性は、
“家族のため”という言葉に強く反応し、
行動を変えるきっかけにつながりやすい傾向があります。

あなたの不安は、決してわがままではありません。
むしろ、家族の安全を守るための大切な感覚です。
その想いを、夫にも“敵ではなく味方”として伝えることで、
無理のない形で改善を促すことができます。

どうしても伝えにくい場合は“提案型”でやんわり伝える

怖い気持ちをそのまま伝えるのが難しいときは、
“改善してほしいポイントを提案の形にする” と、
角が立ちにくく、夫も受け入れやすくなります。

たとえば、

  • 「今日はゆっくりめのスピードで行けると安心かも」
  • 「この道、少し車が多いから、ゆっくり行ってもらえると助かるな」
  • 「子どもの負担が少ないように、急加速だけ少し控えてもらえたら嬉しい」
  • 「次のカーブ、ちょっと怖いから気持ちゆっくりめでお願いしてもいい?」

このように、
“〜してほしい”よりも“〜だとありがたい”
という表現に変えると、
夫は「命令された」「注意された」と感じにくくなります。

さらに、
改善してくれたときには
「ありがとう、すごく安心できたよ」
と一言添えるだけで、夫は
“自分の行動が家族の安心につながった”
という実感を得られ、次も気をつけようと思いやすくなります。

伝え方を少し変えるだけで、
あなたの安心感も夫のプライドも守ることができ、
ふたりで無理なく安全運転の基準を作っていくことができるのです。

それでも改善しないときの“距離の取り方”と自分を守る方法

気持ちをていねいに伝えたり、
タイミングを工夫したり、
「家族の安全」という軸で話してみたり。

それでも夫の運転がほとんど改善されない場合、
あなたの心はさらにすり減ってしまうはずです。

もちろん、夫に悪気はないこともあります。
ただ、
「怖い」と感じるあなたの感覚も、大切にされるべきもの。
何度伝えても改善が見られないなら、
あなた自身と子どもの安全を守るための “距離の取り方” を考える必要があります。

ここでは、
無理に我慢を続けず、
あなたと家族が安心して過ごすためにできる、
現実的でやさしい選択肢を紹介していきます。

無理に同乗せず、別の交通手段を選ぶ

どれだけ伝えても運転が改善されないとき、
あなたが無理をして同乗し続ける必要はありません。
怖いと感じる運転に乗り続けることは、
心の消耗だけでなく、もしものときのリスクにもつながります。

そんなときは、
別の交通手段を選ぶという“やさしい距離の取り方” がとても有効です。

たとえば、

  • 電車やバスで現地集合にする
  • 子どもと一緒にタクシーを使う
  • 自分が運転して別々の車で向かう
  • 必要があれば、短距離だけ自転車や徒歩に切り替える

など、選択肢はいくつもあります。

「別々で行くなんて、冷たいかな…」と思う必要はありません。
むしろ、
あなたが安心できる方法を選ぶことは、家族全体の安全を守る行動です。

また、同乗しないことであなたの心に余裕が生まれ、
夫婦関係のギクシャクを未然に防ぐ効果もあります。

「怖いけど我慢して乗る」より、
「安心できる手段を選ぶ」ほうが、
ずっと健全で、前向きな選択です。

時間帯やルートを工夫して、不安の少ない道を選ぶ

怖いと感じる運転が続く場合でも、
時間帯やルートを工夫するだけで不安が大幅に軽くなることがあります。

たとえば、

  • 渋滞しやすい時間帯を避けて、車の量が少ない時間に出発する
  • 夜道や見通しの悪い道を避け、明るく安全なルートを選ぶ
  • 高速道路が不安なら、一般道中心のルートに変更してもらう
  • 右折が多い道を避け、直進が多いルートを選ぶ

など、
「同じ目的地でも怖さがまったく違う」 というケースはよくあります。

夫の運転そのものを変えられないときでも、
環境を変えることであなたの安心感は大きく変わります。
さらに、夫にとっても難しい運転シーンが減るため、
結果的に安全運転につながることも珍しくありません。

また、
「このルートのほうが子どもが酔いにくいみたい」
「こっちのほうが景色がよくて落ち着くね」
といった “ポジティブな理由” を添えることで、
夫も受け入れやすくなります。

運転そのものを変えられなくても、
ルート選びであなたの心を守る方法はたくさんあります。

「今日は私が運転するね」と役割を変えてみる

夫の運転がどうしても怖くて落ち着かないとき、
あなた自身が運転を引き受けるのは、
不安を減らしつつ夫婦関係も保てる現実的な選択肢です。

「今日は私が運転するね」
「この道は私のほうが慣れてるから運転するよ」

といった形でさらっと伝えれば、
夫も「責められている」ではなく
“手伝ってもらえた” という受け取り方になりやすく、角が立ちません。

あなたが運転することで、

  • 車間距離を自分で調整できる
  • スピードも安心できる範囲に保てる
  • 子どもの安全も自分の感覚で守れる
  • 不安が減り、外出自体のストレスが軽くなる

というメリットがあります。

また、あなたが運転している姿を見ることで、
夫側も「こういう距離感が安心なんだ」「このスピードなら大丈夫なんだ」と
“安全運転の基準を学び直すきっかけ” になる場合もあります。

決して、「運転が下手だから代わる」という意味ではありません。
あなた自身と家族の心を守るための、
やさしい役割チェンジのひとつです。

外出そのものの頻度を調整し、負担が大きい日は無理をしない

夫の運転がどうしても不安で、
同乗すること自体がストレスになっている場合、
外出の頻度そのものを調整するという選択肢も大切です。

「今日は体力的にしんどいな」
「メンタルが疲れていて、運転に気を張る余裕がない」
「子どもがぐずりそうだから、ドライブが負担になりそう」

そんな日は、無理して外出に付き合わず、
“今日はやめておこうかな” と決めても良いのです。

外出のたびに心がすり減ってしまうなら、
それは身体が「休みたい」というサイン。
自分の心を守るために、

  • 自宅でゆっくり過ごす
  • 必要な用事だけ最低限にする
  • 代わりの日を提案する
  • 夫にひとりで行ってもらう

といった柔らかい工夫で負担を減らすことができます。

また、負担を避けることで、
結果として夫婦間のギクシャクを防げることも多く、
大きな衝突を未然に避けられるというメリットも。

あなたの心と体が「しんどい」と感じる日は、
無理に合わせなくて大丈夫。
休むことも、立派な安全対策のひとつです。

第三者の意見を借りて“安全基準”を共有する

あなたがどれだけ丁寧に気持ちを伝えても、
夫側が
「俺はちゃんと運転してる」
「危なくないよ」
と受け止めてしまうことは少なくありません。

そんなときに効果的なのが、
あなたと夫以外の“第三者の基準”を使って安全を共有する方法です。
これなら夫も“責められている”と感じにくく、
素直に受け入れやすくなります。

たとえば、

  • 教習所やJAFの安全運転動画
  • 自治体やメーカーが出している交通安全ガイド
  • テレビ番組やニュースで紹介される交通事故の事例
  • 家族や友人が何気なく話していた「こういう運転は危ないらしいね」という雑談
  • 子どもの学校や保育園で配られた交通安全のお知らせ

こうした 第三者の“客観的な安全基準” は、
夫にとっても受け入れやすく、
「そうか、これって危険なんだ」と気づくきっかけになります。

さらに、
「この動画見てたら、車間距離って意外と大事なんだってね」
「この前ニュースで、急加速の事故をやってて怖かったよ」
など、
事実ベースで共有するだけで、あなたの気持ちに説得力が加わるのです。

あなた自身が注意しているのではなく、
“世の中の基準として安全を確認しておきたいだけ”
というスタンスになるため、夫婦関係にも角が立ちにくくなります。

あなたの不安は、ただの感情ではなく、
安全を守るための本能的なサイン
それを第三者の意見と合わせて共有することで、
夫婦で同じ基準にそろえることができるのです。

まとめ|あなたの“怖い”は正しい。安心して乗れる方法を選んでいい

夫の運転が怖いと感じるのは、
決して気のせいでも、わがままでもありません。
スピード・車間距離・急な加減速・注意不足…
どれも、あなたの体と心が “危険を察知したサイン” です。

そして、そのサインに気づけるということは、
あなたが家族の安全を守ろうとしている証拠でもあります。

怖い運転に何度も耐える必要はありません。
伝え方を工夫したり、タイミングを選んだり、
安全基準を夫婦で共有することで改善できる部分はたくさんあります。

それでも変わらないときは、
別の交通手段を使ったり、あなたが運転したり、
外出の頻度を調整したりと、
心と安全を守るための選択肢を取っても大丈夫です。

大切なのは、
「あなたが安心していられる方法」を選ぶこと。

不安を抱えたまま我慢するより、
安心できる道を選んだほうが、
夫婦関係も、家族の時間も、ずっと良いものになっていきます。

あなたの“怖い”は、ちゃんと意味がある。
その感覚を大事にしながら、
少しずつ心が軽くなる選択をしていってくださいね。

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